Interview あのころインタビュー

福岡で活躍する色んな人に突撃インタビュー!
大人たちは、中高生のときどんな“探究”をしていたんだろう?

トップ / あのころインタビュー / 自分がほしいものを、自分の手でつくる楽しさを!
2026.05.08
自分がほしいものを、
自分の手でつくる楽しさを!
稲員 重典Shigenori Inakazu
  • 会社名/株式会社アイナックシステム
  • 職業/経営者

福岡県八女郡広川町出身。工業高校を卒業後、セラミック素材メーカーや半導体製造装置メーカーにて、電気工事やソフトウェア開発などの経験を積む。2008年5月、久留米市国分町のレンタル倉庫建屋の貸し事務所にて、妻と2人でアイナックシステムを創業。

次世代の日本を支える!スマート農業

現在どんなお仕事をされていますか?

イチゴの収穫ロボットを開発・販売しています。これまでも、さまざまな企業や大学で研究されてきた分野ですが、技術面やコスト面での課題が多くありました。例えば、イチゴが傷つくのを防ぐため離れた位置で切断すると、茎が長く残り、今度はその茎がイチゴに当たって傷つけてしまうといった課題がありました。そんな課題を私たちは独自技術で解決し、実用的な価格帯で販売しています。

お仕事のやりがいは?

小さな会社ですが、未来の日本に必要なものづくりをしているところに、やりがいを感じています。日本の農業は、高齢化と担い手不足が大きな課題となっていますが、これからも安全安心な作物を届けるためには“スマート農業化”が必要だと考え、日々取り組んでいます。将来的には、イチゴ以外の作物や、収穫以外の作業でのスマート農業化にもチャレンジしていきたいです。

 

何もない時代、
ものづくりが最高の遊びだった。

今の道を歩み始めたキッカケは?

実家が農家で、小さい頃から畑で育ちました。両親が日々の重労働で苦労している姿を見ているなかで、両親を楽にできるものを作りたいと思っていたことが原点です。工業高校に進学し、就職してからも『将来は独立して自分が作りたいものを作るぞ!』という未来図はずっと描き続けてきました。

ものづくりへの熱意はどこから?

ものづくり自体は、小学生の頃から大好きでした。当時の農家は、自分たちで何でもやることが基本だったので、自宅の納屋にはたくさんの工具がありました。イカダを作って川に浮かべたり、おもちゃのレーシングカーをもっとスピードが出るように改造したり、遊び道具も自分で作っていました。
高校生の頃はバイクが趣味で、3年間で6台ほど乗り継ぎました。油まみれになりながら、部品交換やエンジンの分解に夢中でした。

特に思い出に残っていることは?

最新型のバイクのエンジンが、10年以上前の旧型のエンジンとぴったり同じで、そのまま乗せ換えられたことにびっくりしました。大人になった今は、生産ラインなどの都合で共通の規格を使っているんだなと想像できるのですが、当時の自分には驚きで、社会の仕組みの一端に触れたような気がしてワクワクしました。目の前の課題解決だけではなく、普遍的に広く使えるものを作るという考え方は、今も大切にしています。

 

夢中になった経験があなたをつくる。

中高生のみなさんにメッセージを!

好きなことに没頭してみてください。今はSNSやAIチャットボットによってすぐに情報が得られる時代で、それも便利ではあるのですが、簡単に答えに辿り着くことが必ずしも良いとは限りません。自分の頭で、手で、身体で覚えた経験は、何よりも強いです。ギターでもバイクでも、なんでも良いんです。何かに思いっきり夢中になって、あなただけの経験をたくさんしてください。

 

株式会社アイナックシステム

住所 〒839-0809 福岡県久留米市東合川4丁目1-1-101号
電話 0942-48-0451
HP https://www.inaksystem.co.jp/